自宅の敷地に作業小屋を建てる

2021年に工作室付きの家を建てたのですが、この工作室が手狭になってきました。7.5畳ほどの空間に電子工作関連の作業場所と各種工作機械を置いているのですが、切削加工するような加工機を生活空間に置くというのは無理がありました。

現状の工作室のレイアウトはこんな感じ

フライス盤等で切削加工した切子が部屋中に拡散し、それらが服にくっついて他の部屋にも拡散するという状態….加工で生じた切りくずは、工作室内に留まってくれる予定でしたが、そんなことはなかった(笑)

そんなわけで、機械加工とガラス加工ができる、いわゆる「はなれ」的工房が欲しくなるわけです。切削油・切子・高温とか危険な要素が多すぎる工作専用部屋にしたいと考えました。

ちなみにですが、工作室に水道を用意したのは正解でした。シンプルですが底の深い業務用シンクが加工した材料等を洗浄するのに非常に使い勝手が良い。

仕様を検討する

既存の物置と駐車スペースの間に空間がありました。その空間に丁度入る大きさの作業場所を作ることにしました。また、作業場所のサイズは建築確認申請が不要な10㎡(6畳)以下とします。このサイズを超えると建築確認申請を行うのは当然ですが、他にもいろいろと制約が出てくるので大変。これは既存製品として販売されている大型倉庫を導入する場合でも該当します。

精密な作業を行う空間として転用できるように室温を一定にできるようにします。そのため、天井、壁、床は断熱することにしました。エアコンも設置することになるので、電源も引き込みます。

どのような方式で建てるか?

大型建築物を自作するような知識はないですし、もし失敗した場合近隣に悪影響を及ぼす可能性があります。そのため、施工は専門の業者に委託する前提で検討しました。

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既存製品として販売されている大型倉庫は一見すると価格は安く見えるのですが、窓やドア、床断熱がオプションだったりするのでオプション類を加算していくと結構な価格になってしまいます。また、こういったプレハブ小屋は天井までの高さが低く作業空間として利用する場合に若干の手狭さを感じました。にさらに、組み立てや電気系統についても工事の手配を行う必要があります。

次に自宅を建ててもらった工務店に相談してみました。いろいろお話をお聞きすると居住性を重視するならば市販の倉庫では断熱が甘く、昨今の気象状況(夏は暑く、冬は寒い)に適応するのは難しいのではないかとのこと。断熱の全くないプレハブ仕様は本当に厳しいらしい….。

また、雪の多い寒冷地では霜や結露の問題も発生する可能性があるため機械を置くスペースにも断熱が必要ではないかとのこと。外気温が氷点下以下になるような時に断熱性能の低いスペースで暖房を使うと、結露が発生し作業スペース内が水浸しになってしまう可能性もあるようです。そのため、住宅と同じ建材を利用して小型の小屋を作ったほうが良いのではないかという提案をしていただきました。

また、担当の方の自宅にも同じような作業場所兼倉庫を建てた実績があるとのことだったので、さっそく住宅と同じ建材を利用した作業場所兼倉庫を設計してもらうことになりました。

寒冷地は厳しさがある….

レイアウトと詳細仕様の検討

小屋のサイズは必要最小限の4.5畳としました。最低限の空間に必要なものを詰め込んでいくスタイルとします。(あんまり大きくしすぎると費用もかかるし、ものも増えるしであんまりよくないかなと….)。断熱は高性能グラスウール 105mm(壁、天井)、ミラネクスト 50mmという仕様。外壁と屋根は耐久性を重視してガルバリウム鋼板としました。

構築

基礎はいわゆる独立コンクリート基礎というものです。この上にコンクリートブロックを敷設します。撤去が容易になるようにこのタイプを選択してあります。

構造材と屋根の施工。屋根はガルバリウム鋼板の波板。工場や倉庫でよくみられるスタイル。

断熱材の施工

換気用の小型換気扇と6畳用のエアコンを設置。電源は母屋から地中配線で供給しています。着工から3か月程度で完成しました

作業スペースの構築

当初の予定通りサカエの作業台を2台導入。想定したレイアウトの通りの作業スペースを構築することができました。当初アルミフレームで専用の机を作ろうと思ったのですが、アルミフレームで作るのもなかなかに費用が掛かる…ということで作業台は既製品をそのまま採用。

加工機スペース

こちらは加工用作業台

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