KitMill RD300のスピンドル交換

KitMill RD300を2012年に導入して約7年間、色々な物の切削加工に使用してきました。

KitMill RD300 / 420 | ORIGINALMIND オリジナルマインド
CNCフライスや折り曲げ機をはじめとするオリジナル製品と、新品・中古の各種メカトロニクス製品を販売しています。

最近スピンドルの調子が悪く切削時にスピンドルから大きな音が出ていました。
そこでスピンドルの載せ替えを検討しました。

現状の確認
スピンドルを取り外して分解してみる。

シャフト上部のベアリングと接触する部分が削られて細くなっていました。
この細くなった部分で振動が発生して異音が発生していたと考えられます。

検討したスピンドル

純正オプションのテクノナカニシ製コレットチャック式スピンドル[RD用]

NR-303pという形状コンパチ品のデータシートを見つけました。

http://www.nsk-nakanishi.co.jp/industrial/download/manual/end/om-k0460rev_a_nr-303p.pdf

NR-303という NR-303 pに近い形状のものをアマゾンで取り扱っています。
これを利用するというのも良いかもしれません。

ナカニシ ストレートスピンドル(1830) NR-303 マイクログラインダー
高速ブラシレスモータの採用で、抜群の耐久性と高信頼性を獲得しています。 高速回転に適し、発熱が少なく長寿命です。 E2000シリーズ用ストレートスピンドルです。 E2000シリーズ用ストレートスピンドル(セラミックベアリング仕様)です。

Teknomotor NC35シリーズ

https://www.teknomotor.com/eng/prodotti-dettaglio/electrospindles_with_er_collet_chuck-4/nc35_series-14-18.php/frm_pagina=1

固定部を削りだして自作してしまえば純正オプション以外のスピンドルを乗せることも可能です。 しかし、このスピンドルは3相モータのため別途インバータが必要な事が分かりました。スピンドルと合わせてインバータを購入すると結構高い金額(6万円くらい)になるので今回は見送り

結局、今回は純正のスピンドルを購入して交換することにしました。
届いた テクノナカニシ製コレットチャック式スピンドル

スピンドルを交換していきます。
直行を確認しながら組付けて行かないと後が大変です。

テスト加工
異音問題もなくなりました。

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