TI C2000マイコンについて

TIリアルタイム制御マイコンC2000を使うために必要な情報をまとめます。

C2000マイコンの詳細についてはテキサスインスツルメンツのHPを参照してください。

C2000 リアルタイム制御マイコン | 概要 | TIJ.co.jp
TI (テキサス・インスツルメンツ) の C2000 マイコン (MCU) ファミリは、産業用ドライブ、モーター制御、パワー・コンバータなどの閉ループ・システム向けに最適化済みの幅広い 32 ビット・マイコン (MCU) 製品で構成されています。

簡単にまとめるとフィードバック制御を行うために最適化されており、
マイコン単体で高速なフィードバックループを実現できるようになっています。
モーター制御やインバーター制御、簡単な信号処理に使えるようなマイコンです。

入手性

秋月電子では売っていません。
Digi-KeyやMouserで購入する必要があります。
LCSCという中国の部品屋さんが一番安く購入できると思います。

Welcome to LCSC - LCSC.COM
lcsc.com offers a wide selection of genuine, high-quality electronic components at unbeatable prices and delivers them to customers in a speedy manner. As a par...

開発環境

TIが提供しているCCS(Code Composer Studio IDE)という開発環境を利用します。
無償かつ制限なしで利用することができます。

ちなみにeclipseベースの開発環境です。

CCSTUDIO IDE (統合開発環境)、構成機能、またはデバッガ | TIJ.co.jp
TI の CCSTUDIO IDE (統合開発環境)、構成機能、またはデバッガ のダウンロード、概要、特長、サポート資料、設計の開始 を見る

サンプルコード、ライブラリ

CONTROLSUITE

ソフトウェアやツールなどの技術情報を提供、閲覧するツールです。
サンプルコードや専用ライブラリが含まれます。

CONTROLSUITE ドライバまたはライブラリ | TIJ.co.jp
TI の CONTROLSUITE ドライバまたはライブラリ のダウンロード、概要、特長、サポート資料、設計の開始 を見る

C2000WARE

C2000WARE ソフトウェア開発キット (SDK) | TIJ.co.jp
TI の C2000WARE ソフトウェア開発キット (SDK) のダウンロード、概要、特長、サポート資料、設計の開始 を見る

C2000マイコン向けのサンプルコードとライブラリが含まれています。
CONTROLSUITEにも含まれていますが新しいデバイスはこちらでサポートするようです。

JTAG(ROM書き込み、デバック)

XDS100やXDS200というJTAGデバッガを使います。

TMDSEMU200-U デバッグ・プローブ | TIJ.co.jp
TI の TMDSEMU200-U デバッグ・プローブ に関する、概要、特長、設計リソース、サポートドキュメントと設計開始 を表示。

XDS100はリファレンスデザインが公開されているので自作できます。
絶縁タイプのXDS100互換品を自作して使っています。
EEPROMに書き込むためのデータも以下のwikiからダウンロードできます。

XDS100

パワエレ系の実験は比較的高い電圧を扱うことが多いため絶縁タイプのXDS100互換品を自作して使っています。絶縁しておけばUSBポートやパソコンを破壊することが無く安心してデバックができます。

自作した絶縁XSD100の回路図

使ったことのある型名はこのあたり

「TMS320F28035」60MHz,CLA
「TMS320F28055」60MHz,CLA 高分解能PWM無し、PGA付モータ制御向き
「TMS320F28069」90MHz,CLA
「TMS320F280049」100MHz,CLA
「TMS320F28075」120MHz,CLA
「TMS280F28377,TMS280F28377D」16bitADC 200MHz,CLA or 200MHz,CLA×2
「TMS280F28379,TMS280F28379D」16bitADC 200MHz,CLA or 200MHz,CLA×2

以下に推奨する型名を載せておきます

小規模なもの

TMS320F28035 データシート、製品情報、サポート| TIJ.co.jp
TI の TMS320F28035 C2000 リアルタイム・マイコン パラメータ検索, 購入と品質の情報.

中規模FPU付

TMS320F280049 データシート、製品情報、サポート| TI.com 
TI の TMS320F280049 100MHz、FPU と TMU (三角関数算術演算ユニット) と 256KB フラッシュと CLA (制御補償器アクセラレータ) と PGA (プログラマブル・ゲイン・アンプ) と SDFM (デル パラメータ検索, 購入と品質の情報.

更に処理能力が必要な場合

TMS320F28377D データシート、製品情報、サポート| TI.com 
TI の TMS320F28377D 800MIPS で、2 x CPU、2 x CLA、FPU、TMU (三角関数算術演算ユニット)、1024KB フラッシュ、EMIF、16 ビット ADC 搭載、C2000™ 32 ビット・マイコン パラメータ検索, 購入と品質の情報.

いずれにしてもCLAが乗っているものが良いと思います。

入門資料

http://www.tij.co.jp/jp/lit/an/jaja230a/jaja230a.pdf

C2000とSTM32の比較

私はあまりSTM32を使いこなしていないので何とも言えません。
こんな記事を見つけましたので紹介します。

演算効率についてはC2000が優勢なようです。

C2000を使っていて不便に思うのはRAMが少ないという事でしょうか。
STM32 や他のマイコンと比較してRAMサイズが小さいです。

まぁ、私の使用用途では、あまりRAMを使わないので…
デバック時にたまに困る程度です。

秋月電子で取り扱っているSTM32マイコン「STM32F303K8T6」を入手してあるのでこのマイコンとC2000「TMS320F28035」あたりで演算性能のベンチマークでもしてみようと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました